失恋、喧嘩、仕事の失敗……悲しいことや悔しい出来事があって夜遅くまで泣いてしまった翌朝、まぶたや目の周りの腫れに思わず出社拒否を起こしたくなること、ありますよね。とはいえ、「まぶたが上がらないから休みます」とは言えないところが、大人の辛いところ。
だからといって、目が腫れたまま会社に行けば、一晩中泣き明かしていたことが周囲に知られてしまいます。それもまた、まずい。出社するまでにこの目の腫れを何とかしなければ!
こんなときのために、ここでは目の腫れを朝の短い時間で治したいときにおすすめの目の腫れの治し方をお伝えします。この治し方を行えば、朝の数十分で目の腫れを治すことができますよ。ぜひ、試してみてください。
これでスッキリ!泣いた後の目の腫れの治し方4ステップ
まぶたを冷やして炎症をおさえましょう
泣いた後、目が腫れるのは炎症が原因です。炎症をとるために、まずは目の周りを冷やしましょう。目を冷やす方法は次の通りです。
■氷水につけて軽くしぼったコットンや布巾をまいた保冷剤、冷やしたタオルなどをまぶたの上に載せます。
■5~10分経ったら、コットンや保冷剤をとります。
氷水は清潔な水を使ってください。保冷剤を直接まぶたの上に載せてはいけません。まぶたを冷やしすぎてしまうほか、保冷剤とまぶたがくっついてしまうこともあります。必ず、布巾やハンカチで巻いた保冷剤を使ってください。カレースプーンの丸みでまぶたを冷やすこともできます。
ただ、金属アレルギーの方はアレルギー反応が起きてしまうので、スプーンは使わないでくださいね。
まぶたを温めてむくみをとりましょう
目の腫れの原因は炎症だけではありません。まぶたに水分が溜まることによるむくみも、目の腫れの原因です。むくみをとるためには、まぶたから水分を取り除かなければいけません。目の周りの血流をよくして、水分が滞りなくまぶたから流れ出るようにしましょう。まぶたを温める方法は次の通りです。
■蒸しタオルをまぶたに載せて、5~10分放置、まぶたを温めましょう。
■蒸しタオルの代わりにホットマスクもおすすめです。
まぶたに載せても大丈夫な、目元用のマスクを使ってください。
■シャワーを浴びたり、入浴してまぶたを温めるのも効果的です。
特にバスタブにゆっくりつかると、体全体の血流がよくなるので、目元も短時間でスッキリします。蒸しタオルを使うときには、タオルの蒸しすぎ、温めすぎに注意しましょう。
目元のマッサージでむくみをとりましょう
まぶたを温めた後は、目の周りをマッサージして、目元の血行をさらによくしましょう。目元のマッサージは次の通り行います。
■マッサージの際の摩擦を和らげるために、アイクリームやフェイス用オイルを目の周りに塗る。
■目を軽く閉じて、目頭→まぶた→目尻の順番で指圧する。
(このとき、指に力を入れすぎないようにしましょう)。
■指を移動させながら、こめかみに向かってマッサージをする。
■こめかみを3秒押す。
■目頭~こめかみのマッサージを5回繰り返す。
(目の上下ともに5回ずつ行ってください)。
マッサージは肩の力を抜き、リラックスした状態で行いましょう。このマッサージは、目の腫れをとるだけでなく、目元のくすみを消す効果もあります。
肩や首のストレッチをしましょう
肩や首のストレッチを行うことで、顔全体の血行をよくすることができます。肩や首のストレッチは次の通りに行ってください。
■肩を上下させる。肩を下ろすときは、思いっきり脱力しましょう。
■肩を前後にぐるぐると回す。
(肩甲骨から回すように意識すると肩全体の筋肉をほぐすことができます)。
■首をぐるぐると回す。
(このとき、勢いよく回すと首を痛めてしまうのでゆっくりと回してください)。
■首を左右前後に曲げる。
(これもやりすぎは禁物、痛くない範囲で行ってください)。
ストレッチをするときは息を止めず、ゆっくりと吸ったり吐いたりしながら行いましょう。
番外編!頑固な目の腫れには炭酸水パックがおすすめです
上記の方法では解消できない頑固な目の腫れには炭酸水パックがおすすめです。炭酸のシュワシュワッとした泡が皮膚を刺激することで、血行が促進されます。炭酸水パックは次の通りに行いましょう。
■コットンを冷えた炭酸水に浸す。
■濡れたコットンをまぶたの上に載せる。
■5分間そのまま放置、この間に炭酸の泡がまぶたの血管を刺激します。
■コットンを外したら、アイクリームや保湿クリームで目元をケアしましょう。
炭酸水は無糖のものを使いましょう。スキンケア用の炭酸水もおすすめです。
いかがでしたか?
以上が、泣いた後の目の腫れをスッキリとる4ステップでした。最初の2ステップ、目の周りを冷やしたり温めたりは、交互に行うことで目の腫れをとる効果がさらにアップします。朝、時間に余裕があるときは、2、3回冷やしたり温めたりを繰り返してください。
また、泣いて目が腫れたときには、まぶたをこすらないようにしましょう。こするとさらに腫れがひどくなりますよ。泣いた後、気分が落ち着いたらまぶたをこすらずに、とりあえずまぶたを冷やします。目が腫れる前に冷やしておくことで、目の腫れを予防することができますよ。
まとめ
これでスッキリ!泣いた後の目の腫れの治し方4ステップ
・ まぶたを冷やして炎症をおさえましょう
・ まぶたを温めてむくみをとりましょう
・ 目元のマッサージでむくみをとりましょう
・ 肩や首のストレッチをしましょう
・ 番外編!頑固な目の腫れには炭酸水パックがおすすめです