瞳を色を変えたり、瞳を大きく見せるためのカラコンは今や、ファッションやメイクの必須アイテムですよね。しかし、カラコンを装着する眼球は非常に弱く傷つきやすい臓器です。そのため、カラコンの使用により失明してしまうことがあり、最近では若い方を中心に、カラコンによる失明や眼病にかかる方が増えています。
目は一度傷ついたり視力が低下してしまうとなかなか完治はできません。カラコンを使用するときには、あらかじめ失明リスクを予想し失明しないように使うことが大切です。
ここでは、カラコンの使用で失明リスクを高める危険な7つのNG行動をお伝えします。
カラコンの使用で失明リスクを高める危険な7つのNG行動
NG行動①未承認のカラコンを使用する
日本では、厚生労働省が一定の安全基準を満たすコンタクトレンズを承認しています。厚労省の承認を受けていないカラコンは、安全基準を満たしていないため、失明リスクが高いです。特に、格安のコンタクトレンズは厚労省の承認を受けていないことが多いです。カラコンを購入するときは、信頼できるお店で適正な価格の製品を選びましょう。
NG行動②使用期限を守らない
カラコンにはワンデータイプやワンウィークタイプというように、製品ごとに使用期限が定められています。使用期限を超えたカラコンは、レンズに傷が付いたり、雑菌やウイルスが繁殖しやすくなり、失明リスクが高まります。もったいないからといって、使い捨てのカラコンを翌日に持ち越してはいけませんよ。
NG行動③不衛生な手でカラコンを触る
カラコンを装着するとき、あるいは外すとき、手からカラコンに汚れや雑菌がうつります。手の汚れや雑菌がついたカラコンを使用し続けると、失明リスクが高くなります。
カラコンを触る時には以下の2点を徹底しましょう。
■爪を短く切る
■手を石鹸で洗い、アルコール消毒をする
NG行動④カラコンを長時間使用する
カラコンを長時間使用すると、眼球が酸素不足を起こします。実は、カラコンによる失明リスクの一番の原因がこの酸素不足です。カラコンは着色部が眼球に直接接触しないように、着色部を2枚のレンズで挟んだ3層構造になっています。
この構造により、カラコンは普通の視力矯正用コンタクトレンズよりも、眼球の酸素不足を起こしやすいのです。カラコンの1度の使用時間を6~10時間にとどめることで、失明リスクを小さくすることができます。10時間を超える使用は控えてください。
NG行動⑤カラコンをつけたまま寝る
カラコンを装着したまま目を長時間閉じる行為は、眼球の乾燥や雑菌・ウイルスの感染を引き起こすため、失明リスクを高めます。睡眠をとるときは、ほんの短い睡眠であったとしても、カラコンを外してから目を閉じるようにしましょう。
NG行動⑥使い捨てカラコンの使い回し
ワンデータイプ、使い捨てのカラコンの使い回しは、雑菌やウイルスの感染を引き起こしたり、レンズにより眼球が傷つくことがあるため、失明リスクを高めます。特にこわいのが感染症。
カラコンによる感染症には以下が挙げられます。
■アカントアメーバ
■緑膿菌
■様々な菌・ウイルスの感染リスク
特に、アカントアメーバに感染すると自覚症状のないまま症状が進行し、視力の低下や失明という事態になって初めて病気に気付くということが多いです。そうなると、病院に行っても治療することはできないので、気を付けてください。使い捨てカラコンは一度外したら、もう捨ててしまいましょう。
NG行動⑦カラコンの洗浄・保存を正しい方法で行わない
繰り返し使えるタイプのカラコンでは、カラコンを外した後の洗浄・保存が欠かせません。この洗浄・保存を正しい方法で行わなければ、カラコンによる失明リスクがぐっと高くなります。カラコンを洗浄・保存するときには以下の2点を心がけましょう。
■カラコンを洗浄液できちんと洗う。
■保存液の入った専用ケースに収めて保存する。
コンタクトレンズの洗浄方法や洗浄液にはいくつか種類があるので、お使いのカラコンに合った方法や洗浄液を選んでください。洗浄・保存をきちんと行ったうえで、使用期限を守ってカラコンを使用してください。
いかがでしたか?
以上が、カラコンの使用で失明リスクを高める危険な7つのNG行動でした。要は、カラコンで失明しないためには、安全高品質なカラコンを正しい方法で使いましょうということです。カラコンを使用する際は、使用方法をきちんと読み、その通りに使用してください。
もったいないからといって、決められた使用期限や使用回数を超えて使用するのはNGですよ。
また、目によっては水分量や眼球のカーブの角度とコンタクトレンズの相性が悪いことがあります。そのような目の方は、カラコンやコンタクトレンズを正しく使用したとしても、目への負担が大きくなってしまいます。
カラコンやコンタクトレンズを初めて使用する前には、一度眼科を受診し、自分の目がコンタクトレンズの負担に耐えることができる目なのかをお医者さんにみてもらってください。さらに目に異常を感じたときには、カラコンを外しすぐに病院を受診することが大切です。
まとめ
カラコンの使用で失明リスクを高める危険な7つのNG行動
・ NG行動①未承認のカラコンを使用する
・ NG行動②使用期限を守らない
・ NG行動③不衛生な手でカラコンを触る
・ NG行動④カラコンを長時間使用する
・ NG行動⑤カラコンをつけたまま寝る
・ NG行動⑥使い捨てカラコンの使い回し
・ NG行動⑦カラコンの洗浄・保存を正しい方法で行わない