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ジカ熱に感染すると・・「小頭症」など恐ろしい症状まとめ

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ジカ熱に感染すると・・「小頭症」など恐ろしい症状まとめ『ジカ熱』最近急によく耳にするようになった言葉ですよね。ニュースなどで連日とりあげられ、「小頭症を引き起こす」とか「蚊に刺されたら感染する」とかなんだかとても怖そうな病気です。

ジカ熱に感染すると、一体どのような症状を起こすのでしょうか?今回は、ジカ熱とはなんなのか、その原因や恐ろしい症状をまとめました。正しい知識を身に着けて、ジカ熱を予防しましょう!



 

ジカ熱に感染すると・・「小頭症」など恐ろしい症状まとめ

 

ジカ熱とは


ジカ熱とは、正式には「ジカウイルス感染症」といいます。ジカウイルスに感染することで、ジカ熱という病気になるのです。ジカウイルスはヤブ蚊によって媒介され、ジカウイルスを持った蚊に刺されることで人間も感染します。ジカウイルスは、アフリカのウガンダにある「ジカ森林」という場所で初めて発見されました。今ではアフリカ各国やブラジルなどたくさんの地域で、その存在が確認されています。日本では、海外からの帰国者が帰国後に発症した例はあるものの、国内で感染した例はまだありません。

しかし、ジカウイルスは去年東京の代々木公園などで大流行した「デング熱ウイルス」にとてもよく似ているため、国内でも感染が広がる可能性があるといわれています。ひとたび日本にジカウイルスが入ってきたら、日本の蚊もジカウイルスを媒介するおそれがあるのです。ジカ熱に感染したら、どんな症状がでるのでしょうか?

 

ジカ熱の症状その1:風邪っぽい?


ジカ熱自体の症状はとても軽いものです。関節痛・目の充血・発熱・発疹・頭痛といった、風邪によく似た症状が4~7日続きます。重症化することはほとんどなく、あまりにも軽い症状のため感染に気が付かない人もいるそうです。死亡率は1%未満で、治療も特に必要ありません。痛みや熱がひどい場合には通常の解熱鎮痛剤をのむ程度で、自然に回復することがほとんどです。

このように、ジカ熱自体の症状は風邪よりも軽いといえます。なのになぜ、世界中をこんなにも怖がらせているのでしょうか?それは、発熱などが治まったあとに、もっと恐ろしい症状を引き起こす可能性があるからなんです。詳しく見ていきましょう。

 

ジカ熱の症状その2:小頭症


小頭症とは、お腹の中にいる赤ちゃんの脳が発育不全に陥り、頭が極端に小さい赤ちゃんが生まれる病気のことです。治療は難しく、小頭症の赤ちゃんは生まれてまもなく死亡したり、深刻な発育障害が残ることもあります。

小頭症が起こる原因はいままでよく分かっていませんでしたが、実はジカ熱が原因なのではないかと関連性が指摘されています。ブラジルの保健省によると、ブラジル国内では2015年の1年間で約8000人もの小頭症の赤ちゃんが生まれたそうです。この数は過去5年間のおよそ10倍にあたります。どうしてこんなに急に増えたのでしょうか?

実は、小頭症の赤ちゃんが急激に増えたのと同じ時期、ブラジルではジカ熱が大流行していました。小頭症の赤ちゃんを産んだ母親のほとんどが、妊娠初期にジカ熱に感染していたことが明らかになったのです。2015年、ジカ熱はブラジルなどの南米各国だけでなくハワイやイギリスなど世界中に拡大しました。ジカウイルスが変異し、感染力が高まったのではないかといわれています。

ジカ熱の感染拡大と小頭症児の急激な増加をうけ、 WHOは2015年2月に緊急事態宣言を出しました。日本もジカ熱と小頭症の関連性を疑い、空港での検疫などを強化しています。ブラジルは2016年にリオオリンピック開催を控えており、ジカ熱のさらなる拡大と小頭症児の増加が心配されています。妊娠中の人は、ジカ熱感染地域には渡航しないようにしましょう。

 

ジカ熱の症状その3:ギランバレー症候群


ジカ熱は、小頭症だけでなく「ギランバレー症候群」を発症させるおそれがあることが最近わかりました。ギランバレー症候群とは、筋肉を動かす神経が何らかの理由で動かなくなり、体に力が入らなくなる病気です。原因はまだわかっておらず、日本では難病に指定されています。

イギリスの医学雑誌によると、2013年から2014年にかけてポリネシアでジカ熱が大流行した際、ギランバレー症候群の患者も同時に急増したそうです。そこで関連性を調べたところ、この時期にギランバレー症候群を発症した患者の9割が、その直前にジカ熱に感染していたことが明らかになりました。この調査結果を受け、ジカ熱とギランバレー症候群の関連が疑われています。

まだ研究の途中のため100%たしかというわけではありませんが、ジカウイルスが恐ろしい症状を引き起こす怖いウイルスである可能性は、とても高いようです。

 

ジカ熱の予防法


ジカ熱は蚊に刺されることでかかる病気なので、なによりも蚊にさされないことが大切です。次のような予防法があります。・虫除けスプレーを使う。

■蚊取り線香など蚊除けグッズを使う
■長袖と長ズボンを着用し、肌を出さないようにする
■蚊帳を使う

また、排水溝などボウフラがわきそうな水たまりをなくすことも有効です。ひとりひとりが蚊の発生を抑えるようにしましょう。

 

いかがでしたか?

ジカ熱は蚊が媒介する病気で、蚊に刺されることで感染します。ジカ熱自体は風邪程度の軽い症状で終わりますが、小頭症やギランバレー症候群といった恐ろしい症状を引き起こす恐れがあります。小頭症は頭が極端に小さい赤ちゃんが生まれる病気で、死亡率が高く、重度の障害が残ることもあります。ギランバレー症候群は神経の異常により体に力が入らなくなってしまう病気で、難病にも指定されています。

このような恐ろしい症状を引き起こす可能性のあるジカ熱は、現在南米を中心に世界中で拡大を続けており、注意が必要です。予防としては、蚊に刺されないことが第一です。虫除けスプレーを使うなど、蚊を寄せ付けないようにしましょう。またボウフラがわかないように注意することも大切です。

恐ろしいジカ熱ですが、ワクチンの開発も急がれています。正しい知識を身に着けて、ジカ熱を予防しましょう。

 

まとめ

ジカ熱に感染すると・・「小頭症」など恐ろしい症状まとめ

・ ジカ熱とは
・ ジカ熱の症状その1:風邪っぽい?
・ ジカ熱の症状その2:小頭症
・ ジカ熱の症状その3:ギランバレー症候群
・ ジカ熱の予防法



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